なにわ男子が誕生したとき、少なくとも私の周りでは温かい言葉では溢れていませんでした。誰もわるくないのに、彼らには沢山の心無い言葉が降り掛かっていました。恭平担 俗に言うトリオ担のわたしは、トリオちゃんが同じグループに居てくれればそれで良かったので、なにわ男子のことをすぐに受け入れることが出来たしすぐに特別な存在になりました。

でも、私のような人は少数派でした。

もともとメインと呼ばれる立ち位置にいた大西畑、funkyという底なしスキルを持ち合わせている場所にいた丈橋 まぁ今考えてみれば当たり前なのかも知れませんが、中々受け入れて貰えないどころかなにわ男子の存在すら否定されているように思えました。

 

私が語れるような分際ではないけれど、トリオちゃん及び恭平ちゃんがスキルが十分だとは思っていなかったし今も思っていません。悪い意味ではなく。でも、彼は彼なりに、なにわ男子というグループができて、自分よりダンスにおいても歌においても頭一つ抜けているお兄ちゃんたちを間近でみてグループ結成時とは比べ物にならない程成長しました。でも、世間の声はそう甘くはありませんでした。「〇〇に比べたら~」 「〇〇よりも~」 など、確かに彼は成長しているのに、彼の成長を受け入れられるどころか、グループ内の歴がぐんと上のメンバーと比較され厳しい言葉で溢れ返っていました。恭平くんの基準で成長している所を褒め讃えたいのに、何故、他のメンバーと同じ基準のスキル面を求められなきゃいけないのか私には分からず、自分の大好きな人が叩かれるのが辛くて辛くて、ジュニア担をやめてしまいたいとまで思うようになりました。彼らがデビューして、大きくなって沢山の味方がいる状態で好きになりたかった。でも、離れたくても離れられませんでした。厳しい沢山の目がありながらもガムシャラに前だけみて進んでいる7人をみると私なんてただの一ファンにすぎないけれど、彼らの支えの一部になりたいと思いました。

 

関西Jrの"家族感" 。

なにわ男子ができるまで4年もユニットがなく事実上横一列の関係だったのだから、"家族"そう表記されてもそう考えられても仕方ないと言うか当然だったのかも知れません。

でも、彼らが本当に横一列だったかと言われれば決してそうではないし、通称メインの立ち位置は、今のなにわ男子よりも最前線にいた気がします。メインがなにわ男子に変わっただけ。ただそれだけの事実なのに、なにわ男子がここまでスキル面にしろトーク面にしろどこまでも高いクオリティを求められていることに私は、怒りが抑えられませんでした。

 

1月の大阪城ホールで行われたあけおめの記者会見内で道枝くんが今年の目標は"単独コンサートがしたい" とあの場で言ってくれました。私は、道枝くんがあの時あの場でなにわ男子としての目標を言ってくれたこときっと一生忘れないし、ずっとずっと感謝したい。でも道枝くんのこの言葉は、沢山の批判の声が上がりました。なにわ男子なのになにわ男子としての目標すら言えないこんなに狭苦しい世界なのなら、関西Jrなんてさっさと抜けて東京にでも進出して、生きやすい世界を作りたいと声を大にして思っていましたし暇があれば言っていました。なにわ男子は裏切り者と言われてたけど、別に関西ジュニアの一員であることに変わりはありません。なのに、関西ジュニアに居るだけでこんなにも批判されるのなら"家族感"という言葉に縛られ続けるのなら、関西ジュニアなんて抜けてしまってよ。って心の底から思っていました。私は、関西ジュニアに思い入れが無いから関西ジュニアの括りを愛せていないのではなく、なにわ男子が生き辛い思いをしたからこの集団のことをまるっと愛せていないのだと思います。自分の意見が少数派だと言うことは承知しておりますが。

 

2019年4月 関西に新しい風が吹き立て続けに2つのグループが誕生しました。なにわ男子が結成された時は温かい優しい言葉が溢れることなんて一切なかったのに、この2グループが誕生したときは、沢山のおめでとうで溢れていました。単純に悔しかった。なにわ男子ができた時もこんなに温かい言葉で溢れていれば、あの7人ももっと楽しくステージに立てていたのかなと思うと、悔しくて悲しかった。でも、これを境に、なにわ男子は関西Jrとしての目標よりも「なにわ男子」としての目標を声に出して言ってくれるようになりました。嬉しかった。とんでもない大きな財産だと思いました。道枝くんが、あけおめで「なにわ男子で単独コンサートがしたい」と言ってくれたとき西畑くんはそれを遮るように「関西ジュニアとして」の目標を言いました。でも、彼らお兄ちゃん組からなにわ男子として単独コンサートしたい。なにわ男子としてデビューしたい。と伝えてくれるようになりました。あの時の自分に言ってやりたいです。なにわ男子のファンになれて幸せだよって。

 

2019年 10月 なにわ男子は目標に掲げていた初単独全国ツアーをしました。有難いことに、私は福岡公演に入ることができました。味方しかいない、なにわ男子のことを大好きな人しかいない空間で輝く7人が見れたこと、何より恭平くんが今までで見た中で一番素敵な笑顔をしていたこと。これが全てだと思いました。恭平くんにとって輝ける場所はなにわ男子で、それ以上もそれ以下もない。恭平くんが輝ける場所はここしかないと強く思いました。むしろ、なにわ男子でなければ、恭平くんのことをここまで好きになれていなかったかもしれません。そのくらい私はグループに固執してしまっています。

 

まだまだ結成して約1年半。怒涛の日々の中で、沢山悔しい思いも辛い思いも時には涙も流したこともきっとあると思います。私たちには到底分かりたくても分かり得ないような沢山の思いを抱えながらも日々前だけを見て進んでくれた7人。

 

愛されるために誕生したようなグループ、なにわ男子の"時代"が訪れている。傷ついた分だけ磨かれたアイドルは秒速で輝きを増し続ける。ファンが作り出す温かい7色の海。その景色の先に彼らが手にするものとは。

 

このフィールドが君たちが輝く舞台…!!

沢山の期待を込めて… いつもありがとう!!